はじめに
今年の春に転職しました
こんにちは、くろぐろです。
実は昨年末頃に転職活動をしていて、春から新しい会社に転職しました。
業界や職種は前職と変わっていませんが、収入は僅かですが上がり現時点では満足しています。
前職も労働環境は悪くなかったのですが、前の会社が社会人になって初めて入社した会社だったので、別の会社を見ることで新しい変化をしていけると良いなと思っていました。現在は転職先の会社で変化を楽しんで働いています。
自分自身、少し前までは転職しようとは考えておらず、仮に転職しようとしても「自分が転職できるか不安」「面接怖い」「後任がいないので辞めづらい」など、やらない理由がたくさん浮かんできて、実際に転職活動をしようとはしませんでした。
ですが、今回初めての転職活動をしてみたら、それなりに頑張りは必要でしたが「思っていたよりは難しくなかった」という印象で、前職で足りないと感じていた環境面も満たされ、十分成功といえる転職ができたと思っています。もし同じような境遇の方がいれば、この経験を共有できればと思い記事にしています。
今の会社に不満や不安があるけど転職は怖いと思っている方に、こんな感じだったよと実際の転職活動をお伝えできたら嬉しく思います。
ITエンジニアの方はもちろん、それ以外の職種の方にも参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧いただけると幸いです。
記事タイトルはChatGPTに考えてもらいました。
前提
くろぐろのざっくりとした職歴は、10年以上Web制作会社に従事しており、コーダー(HTML/CSS)からプログラマー(PHP)へ移って、本格的なPHP歴は5~6年といった感じです。
小さな会社だったので、業務範囲は限定されておらず、デザインや提案資料作りなども細々やっていました。
この数年はシステム周りをほぼ1人で開発することが多かったですが、設計から実装まで盤石に開発できるというよりは、小規模なサイトに手さぐりで機能を付けていき、不具合はモグラたたきのように都度対処といったような方法が多かったです。何でもちょっとは出来るタイプですが、得意なスキルは特になく、規模の大きなサイトになるとまとめきれなくなりエラーだらけになるので自己評価としては低めのよわよわエンジニアです。
1人で開発していると不具合も多く、自分の作ったものに自信を持てない状態だったので、転職の方向性としては「スキルアップができる環境」という点を優先しました。前職では難しかったチーム開発で、コードレビューなどを介して技術的なナレッジ共有ができるような体制のある会社を希望していました。簡単に言ってしまうと、デキる人(会社)に教わりながら働きたかったという感じです。
転職先の会社では、当然中途採用となりある程度の戦力を求められるので、手取り足取り教えてもらうということはできませんが、業務についていけるよう勉強しながら、人の書いたコードを見てわからないところは質問して学んでいくというような形で、希望通りの転職ができたと思っています。
転職しようか迷っている人へ
私が実際に転職活動をして感じたのは、「今の会社に不満や不安がある人は全員一度は転職活動をするべき」ということです。
特に転職エージェントとの面談や、企業への応募・面接を受けることは、合否に関わらずそれだけでもとてもいい経験となりました。
自分自身が転職市場でどの程度の価値を感じてもらえるかが分かり、また業界がどのような人材を求めているかという情報も手に入ります。
今すぐ転職を考えていなくても、一度転職活動をしておくとどのようなスキルを身に着けると今後転職に有利なのか分かるようになるため、将来のためにも役立ちます。
もちろん、在職中の場合は退職はせずに活動してください。そうすれば、理想の企業から内定をもらえたらそれで良いですし、もし転職が難しそうな場合も現在の会社に留まることができるので、職を失うリスクを負わずに済みます。
職歴があると転職は難しくない(現在は特にITエンジニアの売り手市場)
私は、「転職しよう」と明確に考える前に、「相談してみようかな」程度の気持ちで転職エージェントに申し込みました。
転職の手段として、転職エージェントを選択した理由について詳しくは後述しますが、目的はシンプルに「自分が転職することが可能かどうか」を確認することです。
優良な転職エージェントであれば、「企業の求める人物像」と「求職者」を数多く見ているはずなので、自分のスキル/年齢/雰囲気などから転職が簡単か難しいかの判断はしてもらえるのではないかと思い、情報収集として面談を受けました。
一般的に20代であれば未経験の業界職種にも転職は可能ですが、30代を超えるとこれまでの経験が重要で実務経験がない業界職種への転職は難しいと言われています。
私の年齢は若手とは言えない年齢に差し掛かっていますが、それなりの期間の職歴もあり、同じ職種での転職だったので、希望の転職は「十分可能」と言ってもらえました。
30代だと同じ業界職種であれば比較的転職しやすく、40代以降でも実績があればハイクラスの転職も可能。但し、年齢が上がれば上がるほど、アピールできる実績がないとかなり難しくなってきそうな印象でした。
1人で考えても分からないので、転職エージェントや業界に詳しい人に相談して、感触を確認してみることをおすすめします。
現職の年収が相場より低い場合は、高確率で年収アップが見込める
転職市場では、企業は良い社員を雇うために、給与や福利厚生など他社と比較して選んでもらえるように求人票には出来るだけ良い条件を提示しています。もちろん、企業側としては出来るだけ安く雇いたいという面もあるので、厳しく評価をして妥当な金額を提示してきますが、世の中の年収相場からかけ離れた金額になることは少なくなります。
なので、当たり前ですが普通に転職活動をすると自分のスキル、年齢などから妥当な金額の年収に落ち着くことになります。
一般的に社内での昇給による年収は上がりづらいので、特に新卒から10年20年ずっと同じ会社に勤めていて満足する年収を貰えていない方は、自分の年収が相場と比べて高いのか低いのか一度調べてみると良いと思います。
私の前職の年収は相場よりも低い金額だったため、転職エージェントとの面談では、平均相場程度は範囲内として年収アップも見込めることがわかりました。
在職しているままより高確率でスキルアップにつながる
転職の目的にもよりますが、昔と違い1つの会社で定年まで勤めるよりも、転職して他の会社へ移ったほうがスキルアップにも繋がる可能性は高くなります。
転職活動でいくつかの面接を受けた体験だけでも、現在業界で求められるスキルについての知識を得ることができ、今後の技術習得の方向性の参考になりました。また、違う会社で全く同じパフォーマンスを求められることはあり得ないので、新しいことを学ぶ必要があるため経験値は確実に貯まります。
もちろん、高度な技術を使っている会社から、ゆっくりと仕事ができる環境を求めて敢えて下方転職するような場合はスキルアップは求めないと思いますが、それでも世界が広がるという点では経験が増えて広い意味でスキルアップになるかもしれません。
転職市場での価値がわかるため、仮に転職できなくても次へつながる
転職活動を行うと、自分が転職したい業界や職種に対して、今どのような人材が求められているのか知ることができます。
私が利用した転職エージェントでは、なぜ選考に受かった/落ちたのかのフィードバックも貰えるため、自分で見えづらい評価に気づくことができます。
また、面接では、同じような質問をされることがあり、業界でどのようなスキルが有効なのか、おのずと分かってくるので、今回の転職活動がうまくいかなかった場合でも、今後の自分の身に着けるべきスキルが明確になり、〇年後に〇〇のスキルを身に着けて転職する、という道筋も見えるようになります。
転職活動の具体的な方法
長々と自分の経験から転職活動のメリットをお伝えしてきましたが、次に、今回の私の転職活動を成功させるために必要だったと感じたポイントを紹介します。
転職することで達成したい目的(転職の軸)を明確にする
自分の満足する転職をするには、一般的に「転職の軸」と言われる、転職することで達成したい目的を明確にする必要があります。
今回の私の転職の軸は、「スキルアップができる環境」へ移りたいというものでした。これに若干の誇張や装飾がないとは言いませんが、面接で聞かれてウソ偽りなく答えられる答えです。そして、転職することで、この目的が達成できるかという考えで応募先を決め、面接でも企業に求めるものを具体的に伝えることで、企業側がマッチしているかどうか採用の判断をする材料となります。「なぜ?」と質問されることも多く、ここがあやふやだと企業側としても、目的が明確でない応募者で自社とマッチするかわからず、選考で落ちたり採用見送りとなる可能性が高そうと感じました。
私の場合は「スキルアップ」という聞こえのいい目的で、印象が言いから採用されたんだろうと感じる方もいると思いますが、個人的には企業の考え方と一致していれば、どのような目的でも採用される可能性はあると思っています。
例えば、以下のように、目的を叶えるためにどのような対価を払えるのかを考えてみます。
目的:年収をアップしたい
対価:これまでの経験から、実績を出せるという根拠や自信をアピール
企業:実績を出せるのであれば願ったりで、支払える範囲の金額で実績に見合った年収であれば問題なし
目的:定時や時短で必ず帰れる会社を求めている
対価:過去に業務を効率化した体験をアピールや、年収が下がることを受け入れる
企業:労働時間内に必要な業務をこなしてくれれば良いと考える企業や、そもそも残業がない勤務体系の企業など
企業の採用は、最終的には企業側の求める人物と応募者とのマッチングが成立するかどうかなので、自分の能力や目的がどうであれ、数ある企業の中にはマッチするところが見つかる可能性は十分にあります。そのマッチするかどうかを判断できるようになるためにも、転職の軸を明確にするようにしましょう。
転職の軸については、どの面接でも聞かれるので、サッと答えられるようにしておくと◎
転職エージェントを活用する
転職と聞いて、まずハローワークや転職サイトを使って求人情報を探す方も多いと思います。ですが、私が実際に転職活動をした経験談として、転職エージェントを活用する方が、何倍も転職活動がやりやすいと感じました。
転職サイトと転職エージェントで、大きく3つの違いがあります。
求人票の質
企業側の視点で考えると、転職サイトを利用するには主に求人票の掲載料として毎月数万円~の費用がかかります。そこにスカウトメールなどの件数に応じて追加費用となりますが、概ね「月予算〇〇万円まで」など予算を区切って採用活動をする企業が多くなります(ハローワークでは無料)。時期が良かったり他の求人票と差別化ができれば、一定の予算で複数の人材を獲得できる可能性があります。
一方、転職エージェントでは、求人票を出す際には費用は掛かりませんが、1人採用するごとに確実に数百万の費用(採用者の年収の3割程度)が必要となります。
企業体力のない小さな会社や、大量採用と大量離職を繰り返すような所謂ブラック企業と呼ばれる会社は、転職エージェントを使う余裕がなく、低コストで採用ができる可能性の高い転職サイトを利用することが多くなります。
反面、従業員の価値を重視していて、確実に優良な人材を採用したい企業は、大量の求職者を捌く選考コストを抑えるためや、良い人材を確保するために転職エージェントを利用することが多くなります。また求人情報によって、マーケティング戦略などの情報が外部に漏れることを避けるために、クローズドに求人を出す場合もあるようなので、一般に出回らない求人情報に出会える可能性もあります。
以上のことを踏まえると、求職者目線から見た求人票の質が、転職サイトの場合は玉石混合、転職エージェントはある程度の条件でフィルタリングされた好条件の企業のものが多くなるという傾向があります。
転職活動のスケジューリング
就職活動をしたことがある人はわかると思いますが、転職サイトを利用した転職活動は基本的には新卒の就職活動と似たような流れになります。
自分で求人票を見て、企業にエントリーシート(履歴書、職務経歴書)を送り、書類選考が通ったら面接の日程調整をして1次面接、2次面接、最終面接……、それを応募する企業の数だけ繰り返す必要があります。
落選した場合は、お祈りメールが届き基本的には落ちた理由は教えてもらえません。また内定が複数出た場合や、途中で選考を下りたい場合も、気まずい連絡を自分でしないといけません。
転職エージェントを利用する場合、履歴書と職務経歴書を一回作成するだけで、あとは応募企業を決めたら転職エージェント経由で複数の企業にまとめて応募することができます。そして書類選考に通ったら、面接の日程調整も間に入り調整してもらえます。都合の良い日程を転職エージェントに伝えるだけで、複数の企業の面接の日程を上手く組んでもらえるので、働きながら時間のない中での転職活動では非常に助かります。
さらに、落選した場合に落選理由を教えてもらうこともでき、次回の選考に挑む際の参考になりますし、内定を辞退する場合や、他の選考の結果待ちなどで、返事を待ってもらう場合などもすべて間に入って対応してくれるので、余計な気を使うことなく次の選考を考えることができます。
履歴書、職務経歴書の添削や、面接対策
さらに転職サイトを利用する場合にはない転職エージェントならではのメリットとして、履歴書・職務経歴書の添削や、面接へ挑む際の面接対策が挙げられます。
書類の書き方がわからなくてもアドバイスしてもらえて効果的な経歴のアピール方法を知ることができます。また、準備せずに面接に挑むと想定外の質問が来た場合に焦ってしまい、限られた機会に自分の良さを伝えることができませんが、面接対策をしておけば想定質問を教えてもらえたり答え方のアドバイスをもらえるので、本番でも多少は落ち着いて受け答えすることができ、選考における減点要素を抑えることができます。
添削や面接対策をしっかり受けることで、転職サイトを利用している他の求職者と比べたらしっかりした印象を与えることができるので、1人で転職活動をするよりも何割か採用される可能性が上がると考えられます。
働きながら時間がない中での転職活動では面接対策までするのは大変だとは思いますが、転職エージェントが対応してくれる場合は、積極的に利用していくことをお勧めします。
以上の3つのメリットがあるため、私は転職する際に転職エージェントを利用して良かったと心から思っています。また、1人で転職活動をしていると、ちょっと心が折れた時に行動が止まってしまいがちですが、転職エージェントと並走することで、良い推進力となってくれて転職達成まで立ち止まらずに突き進むことができたとも思っています。
転職エージェントの中には、求職者側の都合を考えずに、紹介料を貰うことだけを考えて、希望条件と違う企業や、スキルが合わない企業を紹介してくるところもあるのでご注意ください。個人経営のところは玉石混合で当たり外れが大きく、評判の良い大手の転職エージェントであれば比較的優良なエージェントに出会える可能性が高くなるようです。
転職エージェントについて
私は転職エージェントを1社だけ申込みそのまま転職活動を進めましたが、本来であれば、数社の転職エージェントに申込み、自分と相性の良いエージェントを探すのが定石です。面談で担当者の印象が悪い場合や、紹介される企業が希望条件と違うということが多いようであれば、1つのエージェントにこだわらず、他の転職エージェントを探してみましょう。
転職エージェント各社それぞれ、業界職種によって得意不得意もあり、人によって相性の合う合わないがあるため、誰かのおすすめを単純に鵜呑みにするのではなく、自分自身で実際に試してみて自分に合う転職エージェントを見つけることをお勧めします。
まずはテレビCMで有名で求人数の多い大手のリクナビエージェントや、マイナビエージェント、doda、ビズリーチなど、有名な転職エージェントに申し込んでみるのもいいですが、転職を考えている職種がITエンジニアなど具体的な場合は、以下のようなITエンジニアに特化した転職エージェントを利用するのも、自身にマッチした求人を提案してもらえる可能性が高くなるのでおすすめです。
また、転職エージェントを探す過程で複数に申し込んだ場合も、そのまま何社ものエージェントを利用すると、どのエージェントに何を話したかわからなくなったり、日程のダブルブッキングなど、折角転職エージェントを使うメリットが少なくなってしまいます。最終的には自分に合うと思う1社、多くても2社に絞ってください。
早めのレスポンスを心がけ、約束を守る
転職の軸が固まり、相性のいい転職エージェントが見つかれば後は前に進むだけです。
最後に転職成功させるためのコツとしては、早めのレスポンスを心がけ、約束を守り誠実な対応をすることです。社会人として当たり前の話ではありますが、転職活動では現職での就業時間外に活動をしないといけないため、意外と出来ていない方も多いと思います。
スキル面やこれまでの実務経験などは急に変えることはできませんが、これについては意識するだけで改善することができ、転職の成功率を上げることができます。もちろん、企業の採用担当者だけでなく、転職エージェントに対しても同じように対応してください。
意外と、転職エージェントに対しては、お客様気分で対応してしまい、メールをしばらく放置してしまったり、約束の時間に遅れてしまったりという方が少なくないと思います。転職エージェントは、転職活動のサポートをしてくれますが、紹介手数料を支払う顧客となるのは企業なので、不誠実な人材を積極的に企業側に紹介しようとは考えてくれません。転職エージェントとの面談も企業の選考と繋がっていると考えて丁寧に対応しましょう。もちろん、転職は求職者と企業とのマッチングなので、一切本音を見せずすべてを良く見せようと取り繕うのもよくありませんが、ビジネス上の礼儀として身だしなみを整えたり、敬語で話したり、常識のある対応を心がけてください。
また、転職エージェントも慈善活動ではなくビジネスですので、求職者にどれだけ手間をかけても、転職意欲が低かったりすると内定までなかなか到達できないため、採算が合わないと思われると他の求職者を優先されて、後回しになることもあるかもしれません。どうすれば転職エージェントに良い求職者と思ってもらえるかを考えて行動すること、そのために早めのレスポンスや約束を守ることが最初の一歩になります。
転職の意思が固まっていないのであれば急ぐ必要はありませんが、転職活動が停滞するのであれば、「〇月から転職活動を開始するのでその時期に連絡する」と伝えるなど、配慮をしていただけるとよいと思います。また、転職する気があるのであれば、ずるずると引き延ばさずに、できるだけ早いレスポンスを心がけて転職活動を進めましょう。
その他、転職活動をして思ったこと
一般的ではなくすべての人に当てはまらないものもありますが、転職活動をして個人的に思ったことを書き出してみました。
転職エージェントは能動的に使い倒す
時々、転職エージェントに申し込んだけど何もしてくれない、と言っている声を聞くことがあります。年齢に対してスキル・経験が乏しい場合や、希望する条件が高望みとなると、紹介できる求人情報が少なくなり、転職エージェントも良い提案ができません。転職の軸に沿った希望を優先することは転職を成功させるために重要ですが、妥協できる要素は受け入れることも必要になります。面談で転職が可能そうかどうかの手ごたえを確認しつつ、どうすれば転職することができそうか相場情報などを積極的に引き出すようにしましょう。
また、転職エージェントも多忙で手が空かないこともあるので、連絡を待つのではなく自分から連絡して、書類の添削や企業研究、面接対策など、こちらが何をしてほしいのか伝えていくことが有効です。それでも返事が全然来ないなど、対応が悪いエージェントの場合は、相性が悪かったと切り替えて他の転職エージェントを探すのが良いでしょう。
現職がリモート勤務だと転職活動し放題(今はIT系だとオンライン面接が多い)
今回の転職活動では、私が受けたのがIT系の企業だということもありますが、採用面接はすべてオンラインで対応していただけました。(企業によっては最終面接は直接というところもありましたが、スケジュールの関係でオンラインに変更してもらえたり、柔軟に対応していただけました。)
数年前であれば、面接のために現地に行くために毎回有休を取ったり、定時ジャストに仕事を上がり急いで移動する必要がありましたが、私の前職の働き方がフルリモートだったため、業務の休憩時間に面接の時間を調整していただき自宅から効率的に面接に挑めました。そういう面では、転職の難易度はだいぶ下がったと思います。
コロナ禍により企業の採用活動も変化しており、希望する業種にもよりますが、今後リモート勤務で働きたいという方には、リモートで面接してもらえる企業という条件で応募企業を探すのも有効な方法の一つかもしれません。
書類選考へは10社まとめて応募する
求人への応募は、じっくりと志望企業を選び1社ずつ応募していくよりも、思い切って10社くらいまとめて応募することをお勧めします。1社受けて結果待ちをして次へ、と繰り返すのは待ち時間が長くなり効率が悪いですし、仮に内定が出た場合に受けるか断るかを毎回決断する必要があり、並行して比較することができません。また、不採用だったり内定辞退した場合に、再度書類選考から始めるというのは一からやり直し感がありますが、選考が進んでいるものがあれば次の一歩を踏み出しやすくなるというメリットもあります。
自身のスキルや希望条件によって通過率は変わってきますが、書類選考で10社のうち2~4社受かり、1次面接で1~2社通過し、というような流れになるので、希望条件に合う企業に志望度の高い順から順番に応募していくとよいと思います。仮に選考で落ちた場合も、大体の書類通過率が掴めると思うので、通過率が低そうであれば、さらに10社20社と追加で応募しても良いですし、通過率が高そうであれば5社ずつ申し込むなど調整して転職活動を進めていくと良いと思います。
転職サイトから複数の企業に同時に応募すると、書類選考を複数通過した場合に面接の日程調整のやり取りが大変になりますが、転職エージェントを利用していると企業との日程調整を対応してくれるのでかなり楽になります。
在職中であれば落ちてもデメリットはないのでへこたれない
転職活動していくと書類選考が通らなかったり、一次面接で落ちたり、最終面接まで行ってから不採用と判定されることも当然あります。第一志望の企業が不採用となると誰だってショックを受けますが、転職ではどんなに能力が高くても、求職者側の希望だけで採用されるということはありません。
企業側の求める人材と求職者側の入社したい会社の条件、両方が一致して初めて採用となります。不採用となる場合は、スキル、人柄、条件など、何かがマッチしなかったというだけで、決して自分が劣っているからということではありません。お互いの希望が一致する企業が見つかれば自ずと内定を獲得することができます。
在職した状態での転職活動であれば、デメリットもなく納得できる内定が出るまで何度でも引き直すことのできるガチャのようなものです。不採用は気にせず、いろんな会社を見ることのできるチャンスととらえて応募を続けていきましょう。
内定がでると本当に承諾していいのか迷うこともあるけど自分を信じる
これは自分だけかもしれませんが、内定が出るとある種のマリッジブルーのように、本当にこの会社に入社していいのか迷うこともあると思います。
もし面接などで嫌な予感を感じた場合は、口コミサイトを使って実際に働いている人の声を調べたり、転職エージェントに不安に思っていることを確認してみると良いと思います。入社してすぐに辞めることになった場合、紹介手数料は返金となる契約となっていることも多いため、まともな転職エージェントであれば懸念事項をごまかして入社を推し進めるということはないと思います。
内定辞退が企業に対して失礼ということはありませんので、辞退する場合は転職エージェント経由で辞退意思をつたえてもらえば問題ありません。
もちろん、どのような働き方ができるかは入社してみるまで分かりません。最終的には自分を信じて内定承諾してチャンスをつかみ取りましょう。
まとめ
- 職歴があると転職は難しくない(現在は特にITエンジニアの売り手市場)
- 現職の年収が相場より低い場合は、高確率で年収アップが見込める
- 在職しているままより高確率でスキルアップにつながる
- 転職市場での価値がわかるため、仮に転職できなくても次へつながる
- 転職することで達成したい目的(転職の軸)を明確にする
- 転職エージェントを活用する
- 早めのレスポンスを心がけ、約束を守る
未経験の職種業界の場合は、待遇のいい企業を選ぶのは難しいかもしれませんが、活かせる職歴があれば転職自体は難しくはないと思います。(もちろん年齢、希望条件にもよります)
特にITエンジニアは転職するたびに年収が上がると言われています。完全未経験職であったり、特別な条件がある場合以外、基本的には年収の上がる転職をお勧めします。企業によっては「経験を積めると思って~」などと上手いことを言って、現職より低い年収を提示してくるかもしれませんが、人材としての価値を感じてくれていないか、社員への待遇が全体的に低い企業の可能性があるので、内定を受ける際は慎重に判断してください。
また今後の人生を見据えたスキルアップのためにも、転職活動という手段は有効です。仮に転職自体をしない場合でも、自身の転職市場での価値を知ることができ、今後の自身のスキル・知識習得の方向性も見えてきます。
変化の多い今の時代は、何もしないでずっと同じ環境で働いていくよりも、行動して変化し続けることができる人、変化に対応していける人が安全に生きていくことができるでしょう。この記事が勇気をもって行動するきっかけとなってくれると嬉しいです。
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